こんにちは、ジェット谷です。
日本とカンボジアの両国でビジネスを行っているジェット谷が、現地カンボジアから最新情報をお届けするブログです。
不動産開発業者として、「売ったら売りっぱなし」は論外ですし、私の流儀にも反します。
とはいえ、本来、不動産開発業者というものは、物件を完成させて販売したら、ある程度のところで手離れしていくのが普通です。
しかし、私はどうも手離れが悪い(笑)。
自分でつくった物件ですから、販売した後も「あそこをもっと良くできないか」「ここを改善した方が住みやすいのではないか」と、あれやこれやと手を加え続けています。
販売した後こそ、購入していただいた方や実際にお住まいになっている方に「この物件を買って良かった」「ここに住んで良かった」「いい物件だ」と感じていただきたい。
そして、そうした声を直接聞くことが、私にとって何より仕事のやりがいになります。
物件管理という仕事は、日本でも簡単ではありませんが、海外不動産となればなおさらです。日本の常識がそのまま通用しないこともあれば、予想もしなかった問題が起きることもあります。
その一方で、日本ではできないことに挑戦できる面白さもあります。大変なことも多いのですが、それも含めて楽しみながらやっています。
今回は、カンボジアで運営している自社コンドミニアムの近況をご紹介します。

Jタワー2コンドミニアム(43階建て)の24階にあるミニショップでは、
カルビーのポテトチップス(うす塩味・コンソメ味)や、かっぱえびせんが、ナフサ不足の影響によるモノトーンパッケージになりました。
今年6月頃には、日本ではナフサ不足で「ナフサで詰む」と境野春彦氏やオールドメディアでも大きく報じられていましたが、その後どうなったのでしょうか(笑)。
Jタワー2のミニショップに並ぶこのモノトーンパッケージも、おそらく今回、もしくは次回の入荷までではないかと思っています。
毎月1日はプールの水質検査日です。
今回も大腸菌をはじめ一般細菌は検出されず、その他の水質基準もすべてクリアしました。
ここまで定期的かつ厳格な水質管理を行っているホテルやコンドミニアムは、カンボジアでは私たちくらいではないでしょう。プールだけでなく飲料水のタンクの清掃などやっていないところが大半だと思います。飲み水ですよ。やっていないとは恐ろしい話です。
私達Jシリーズでは、日本の法定基準に沿って、年1度タンクの清掃・消毒も行っています。
Jタワー2のインナープールは温水プールです。温水プールが設置されているのは、他のコンドミニアムにはない特徴です。
カンボジアは年間を通して30~35℃ほどの気温ですが、日差しの入らないプールは意外と水温が低く、快適には泳げません。そのため、以前ご紹介したとおり、インナープールを温水仕様へとバージョンアップしました。
ただし、日本のプール水質基準ですが、温水プールは水温を25℃以上にすると細菌が繁殖しやすくなります。快適に泳いでいただくためには28℃前後が理想ですが、その分、水質管理には細心の注意が必要です。そのため、月1回の水質検査だけでなく、毎日数回、水温や水質を確認・管理しています。
このプールは住人様だけでなく、私たちがスタッフのお子様をお預かりしている幼稚園の水泳教室でも週2回利用しています。
子供用プールでは小さなお子さんが水に慣れる練習を行い、年長児になるともう少しで泳げそうな子も増えてきます。先生方の指導を見ていると、とても微笑ましく、こちらまで楽しい気持ちになります。
私は59歳、もう孫がいてもおかしくない年齢ですが、まだ孫はいません。それでも、おじいちゃんになったような気持ちで子どもたちの成長を見守っています。

一方で、大きな子どもたちは安心して見ていられますが、1歳前後の小さなお子さんもたくさん預かっていますので、かわいらしさを感じる反面、スタッフの大切なお子様をお預かりしている責任の重さから、何かあってはいけないという緊張感も常にあります。
以前にも書きましたが、保育士不足は今も続いており、頭の痛い問題です。
それでも、カンボジアは本当に子どもが多い良い国だと感じます。少子高齢化が進む日本から見ると、「どこからこんなに子どもが湧いてくるんだ」と思うほどで、その活気にはいつも驚かされます。
子育て世代のスタッフの少しでも役に立てている仕事に満足しています。

「どこからこんなに子どもが湧いてくるんだ」は、
私たちのJCityコンドミニアム(16階建て)にも、住人様のお子さんがなんと20人もいます。
住人様からのご要望を受け、現在KIDZスペースを新設しています。カーテンとフェンスの設置は完了し、あとは床にマットを敷いて遊び場を整備する予定です。
プールバーのスペースを有効活用し、昼間はKIDZスペース、夜はビリヤードスペースとして利用できるようにします。
(特殊詐欺摘発現場の様子、クメールタイムズより)
そうこうしているとJCityコンドミニアムに国家警察による3度目の特殊詐欺拠点捜査の抜き打ち捜査がありました。
『嫌がらせか?』
前回、前々回の捜査でも摘発者は一人もおらず、「プノンペンでは例外的なコンドミニアム」と評価されていましたので、「まだ信用されていないのか」とも感じました。
しかし実際には、私たちだけではなく、各所で継続的に同様の捜査を行っているようです。
もちろん今回も異常はありませんでした。
当たり前です。プノンペンでは「うるさい大家」として知られている私が運営している物件ですから(笑)。
それでも、このように警察と協力しながら地域の治安を守ることは、とても大切なことだと考えています。
物件をつくって、販売して、それで終わりではありません。
実際にそこに住む人たちが安心して、快適に、「ここに住んで良かった」「この物件を買って良かった」と思える場所にしていく。
私は、それも不動産開発業者の大切な仕事だと思っています。
そして、販売した後も自分たちがつくった物件に責任と愛着を持ち、住んでいる方の声を聞きながら、さらに良い物件へと手を加えていく。
こうした仕事に対する感覚は、日本人ならではのものがあるのではないかと、カンボジアで仕事をしていると感じることがあります。
少なくとも、私がカンボジアでこれまで見てきた中国系、台湾系のデベロッパーと比べると、販売後の物件にここまで手をかけ続けるという考え方は無いと感じています。
もちろん、すべての会社がそうだと言うつもりはありません。あくまで私自身がカンボジアで不動産開発に携わってきた中で感じていることです。
「売ったら終わり」ではなく、「売ってからも、その物件をもっと良くしていく」。
手離れの悪い不動産開発業者ですが、私はそれでいいと思っています。
むしろ、それが私たち日本人の不動産開発業者としての強みの一つです。
これからも、購入していただいた方、そして実際に住んでいただいている方から「いい物件だ」と言っていただけることを、一番の目標にしていきたいと思います。
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