故人を偲んで：『あんたは博徒だ！』

今朝、本ブログでご紹介していた方のご逝去について、奥様よりご連絡を頂きました。

謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

故人には私が若い頃より長年にわたりお世話になり、数多くのご指導を賜りました。

今年3月にご自宅へ伺い、ご挨拶をさせていただいたのが最後となってしまいました。

当時、故人との思い出を綴った記事を書いておりましたが、自分が褒められたことを語っているように受け取られるのではないかと思い、非公開のままにしておりました。

今思えば、投稿しておいて目を通して頂いていたら、笑われるか、お叱りでも頂けたのではと後悔しております。

しかし、故人を偲ぶ気持ちを込めて、半年前に綴った記事ではありますが、このたび公開することにいたしました。

タイトル：『あんたは博徒だ！』　2025年３月２９日

日本帰国時に今回出版した2冊目の著書『続・勝つためのカンボジア投資』を若い頃からお世話になっています上場企業の元社長ご自宅までお届けして、今回４月13日から開催される大阪EXPO2025のカンボジア館に私達のプロジェクト模型が展示されることのご報告をかねて、ご自宅にご挨拶に参りました。

小柄な方ですが、私の知る中では、“頭脳明晰で眼光炯炯”とした方です。

御年92歳になっても未だに衰えありません。

『分をわきまえろ！』と昔は怒られたものでした。

態度悪く、生意気だったんでしょうね。

現役時代は企業財務の関係で私の出身の野村證券の瀬川社長、田淵社長など歴代の社長や役員、部長の方々とも交流があり、昔話をお伺いすると楽しい話で尽きません。

本をお届けと同時にカンボジアでの事業報告を致しますと、

『カンボジアで成功している日本人はあんたくらいだろう、大手は別として』

成功などまだまだ途上中ですが、大手を除けばそうかもしれません。

『あんたは野村の遺伝子を継いでいるな』

と、いえいえとんでもございません。私など在職期間が短かったですから

『野村飛び出して成功しているのは、SBIの北尾か、ほんの数人だろう』

それはその通りです。政界、財界の大物とのお付き合いがある方なので、なかなか人を褒めない方です。

（私も褒められたのかな？？？）

この方から褒められるなどめったにないので、どんな点で野村の遺伝子を継いでいると思われるのでしょうかと恐る恐る尋ねてみました。

『まずは博打打ちだ！カンボジアなど普通の奴はいかん！』

博打打ち。。。ですか！私は結構コツコツ型なんですけど（＾＾；

『相場と同じ。不安定な市場、環境でも踏み込んでいける度胸がある！』

なるほど相場仕掛ける時と同じか

『なによりもあんたはケンカが強い！』

あらっ！（失笑

『だからあんたは、野村の遺伝子を継いだ博徒だ！』

博徒？？？

褒められたのか、からかわれたのか（笑

最後に

『株屋だから、引くところは引け！いつでも損切りを忘れたらあかんぞ！』

事業成否の進退でなく、我を通して衝突しがちの私に対して、ほどほどにしろ。手を引くことは決して負けではないとの注意です。

以上でした。お言葉頂き、ありがとうございました。

博徒か。。。相変わらず厳しいな

できたら戦国大名、武将くらいのお言葉が頂きたかったけど、でも褒められましたと感じています。

カンボジアという環境で私程度なら博徒の親分くらいが私ジェット谷には似合っていますね。

博徒として突っ切って行きます！