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カンボジアータイ軍事紛争

タイ・カンボジア国境紛争の日経新聞の偏向報道!SNS炎上だけで語る記者の低資質さ

タイ・カンボジア軍事衝突のその後の経過についてですが、日経新聞記者、特にタイ東部の井上航介氏やハノイの新田祐司氏による偏向報道は目に余るものがあります。

(日経新聞より引用)

その前に、記者としての記事の資質自体にも大きな問題を感じます。現地に駐在していながら、タイ国軍提供と現地人のSNS投稿から画像を引用して記事を構成するなど、レベルの低さには呆れるばかりです。

2025年9月20日付の記事「タイ・カンボジア衝突、日本も『とばっちり』 大使館のFacebook炎上」では、タイ軍が鉄条網を敷設し、それをカンボジア民間人が妨害したと書かれていますが、その現場がどちらの領土であったかは意図的に書かれていません

さらに、カンボジア民間人がタイ軍のゴム弾で負傷した件についても、あたかもカンボジア側に原因があるかのように受け取れる表現がなされています。両記者は紛争当初から一貫してタイ側に寄った記事を書いています。

記事にはまた、植野篤志大使が「国境を再開しなければカンボジアは投資先としての魅力を失いかねない」と発言したとあり、まるでカンボジア側が国境再開を拒んでいるかのように書かれています。しかしこれは完全な切り取りです。国境封鎖が両国にとって不利益であることは当然であり、その全体の文脈から出た言葉に過ぎないはずです。

カンボジア領でカンボジア人を身柄拘束するというタイ軍を日経新聞は記事に

現状を見れば、8月の停戦合意以降もタイ軍はカンボジア領に侵入して鉄条網を敷設するなど、停戦合意違反を繰り返しています。さらに紛争後に捕虜としたカンボジア兵士18名をいまだに解放していないことは非人道的行為にほかなりません

加えてタイ政府は国境再開について「軍の判断次第」と声明を出しており、文民統制が機能していない軍事国家の様相を呈しています。投資先として信用を失っているのは明らかにタイ側であり、これを記事の中で伝えないのは故意に日本の読者をミスリードさせているとしか思えません。

日本も「とばっちり」と記事にされたことでカンボジア国民が怒るのは当然の反応です。

もし「とばっちり」と感じるのであれば、それは現地の状況を正しく理解していない記者自身の資質不足の表れです。

『とばっちり』、外交、紛争国への仲介とは、基本的には親切の押し売りであり、仲介国自身の利益のために行われるものです。これが外交の基本です。おそらくカンボジア、タイ両国の大使や大使館職員は「とばっちり」などと小さなことは感じていないはずです。

Facebookで炎上?コメント数を見て鵜呑みにし、そこから記事を書いている記者のレベルの低さに呆れるばかりです。SNSの投稿をもとに大手紙の記事を書くとは、あまりにもお粗末です。

実際、昨日フンセン元首相がXに投稿した内容には「日本はタイ側に連絡を取るべきだ」と記されています。おそらくこれは日経新聞の記事を見ての怒りによる発信でしょう。

その投稿では、紛争当初の武力衝突、停戦合意後のカンボジア側の対応が明確に綴られています。

『タイ軍が一方的に国境を閉鎖して以来、カンボジアは再開を一度も求めていません。カンボジアはタイに対し「国境を閉鎖したのはタイなのだから、再開するのもタイの判断である。カンボジアとの交渉は不要であり、タイが再開すれば数時間以内に従う」と伝えているだけです。この立場は今後も変わることはありません。』)(元首相)

『カンボジアは国境再開を懇願するような態度を取るつもりはなく、たとえタイが100年間閉鎖を続けると決めたとしても滅びることはないと強調しています。むしろタイの一方的な封鎖によりタイ製品の輸入が止まり、カンボジア国産品の成長が加速したとし、国民の結束による経済発展につながると述べています。そして、日本がタイとカンボジア両国に投資していることを踏まえれば、すでにカンボジアは国境を越えた輸送を承認しているのだから、日本はタイ側に働きかけるべきだと主張しているのです。』(元首相)

5月の衝突から電力、インターネット、ガソリンと一方的にタイはカンボジアに供給を止めました。しかしカンボジアには現在影響はありません。また実際にカンボジア国内に溢れかえっていたタイ製品は姿を消しましたが、他国からの代替え商品が並びものが不足することはありません。そして足らない物は元首相の投稿の通り、カンボジア国内で生産しようと新たなビジネス機会が生まれています。

と言っても両国が友好関係を取り戻し、従来のように往来、交易することが望ましいのは当たり前です。

まずは平和です。タイ軍は軍事侵略をやめるべきです。それから国境再開です。

日経新聞は軍事侵攻を是とするのか、不信を抱く

客観性、公正性が欠ける記事である。

カンボジアの子供でも気付く日経新聞のフェイク報道 —— 戦争を煽る報道姿勢に抗議する(225/8/16)

 

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POSTED COMMENT

  1. 匿名 より:

    閑古鳥が鳴きっぱなしのアマゾンカフェは閉店も相次いでいますし、未だにセブンイレブンへの客足は遠のいたままです。
    本当にカンボジア人は怒っています。
    自称日系カンボジア人のデコイ小市氏は良くわからない投稿だけですね。彼にはカンボジアへの「愛国心」はありません。

    • 匿名 より:

      谷さんは投資したカンボジアへの愛国心が明確ですね。しかし音速丸小市は金の亡者で、日経新聞から金をもらってレポート提出ですね。小市と日経新聞は似通った文章があるは周知の事実です。

  2. 匿名 より:

    あるFBに、「今回の紛争は100%、タイに非があります」とFB主が書きましたら、100%というのはあり得ないのではないか?とコメントされた方がおります。
    でも、デコイ小市氏や灘本氏と谷さんとの「係争」をみると、どう考えても、100%相手に非があります。それを知っているので、このコメントは「なんだかなぁ」と思いました。

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