こんにちは、ジェット谷です。
日本、カンボジア両国でビジネスを行っているジェット谷が現地カンボジアから最新の情報をお送りするブログ、チャンネルです。
(画像は日経新聞より引用)
「高騰する住宅、賢く買うコツは? 信頼できる担当者選びが第一歩」(日経新聞より)という記事を読みましたが、正直なところ中身が薄く、読んで参考になる人がいるのだろうかと疑問に思いました。
ただ、タイトルにあった「信頼できる担当者選び」という言葉が気になり、少し考えを書いてみます。
不動産探しではよく「信頼できる会社」「信頼できる営業担当」と言われます。でも、そもそも「信頼できる」とは何を基準に判断するのでしょうか。上場・非上場、会社規模、ブランド力、ネット広告……基準はいろいろあります。
しかし規模が大きい会社でも、社員の能力差は当然あります。そういう意味では「信頼できる担当者」が大事というのは、一見その通りです。人として合う・合わないも確かに重要です。
ただし、親切・丁寧・話しやすい=信頼できる、とは限りません。単に調子がいいだけの場合もあります。
カンボジアでもよく聞く話ですが、「良い人」だと思っていた相手に詐欺に遭ったり、物件管理を任せたら家賃を使い込まれていたり、預けたお金が横領されていたり……。しかも犯人がカンボジア人ではなく、日本人の話です。日系の大手の看板を掲げる会社の社員だったりします。
さらにカンボジアあるあるとして、「詐欺に気を付けて」と注意喚起している本人が詐欺師だった、というケースも珍しくありません。「注意喚起している人は安全だろう」という心理を狙った手口です。
つまり、「良い会社」や「良い人」を示す名札なんて存在しません。
誰か「良い人」を探すより、まずは自分が最低限の現地知識や物件知識を持つことが大切です。その上で会社や担当者と接すれば、こちらの意図を正しく汲み取り動いてくれる人が結果的に「良い担当者」になります。つまり、見つけるのではなく、自分との関わり方の中で「良い担当者に育てる」という感覚です。
もちろん、日本では宅地建物取引士のように専門知識の習得は簡単ではありませんし、そこまで学ぶ必要もありません。ただし、最低限以下の2つは知っておくべきです。
1つ目は物件情報。立地、価格、比較物件などはネットで十分調べられるので、事前にざっと予習しておくべきです。
2つ目は支払い条件、とくに手付金。国によってルールの有無が違うので、「教えてもらう」のではなく自分でも把握しておく必要があります。手付金は日本でも海外でもトラブルが起きやすい、事件に遭う部分です。
「良い人」は初めから現れるものではありません。生涯の伴侶や最愛の人だって、出会った瞬間に良い人と確定するわけではなく、関係の中で育まれていくものですよね。商売も、きっと同じだと思います。
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