こんにちは、ジェット谷です。
日本とカンボジアの両国でビジネスを行っているジェット谷が、現地カンボジアから最新情報をお届けするブログです。
私たちのカンボジアプロジェクト
「Jタワー3コンドミニアム333mスーパートーレスト77階建」の工事は、順調に進んでいます。
我が日本国旗がはためく現場では、週末から週明けにかけて地上階・2階フロアのコンクリート打設を実施しました。
夜間工事にまで及びましたが、無事に完了しています。
11階までは駐車場フロアとなるため、スロープの施工が必要です。通常のフロアよりも手間のかかる工程ですが、現場スタッフが一丸となって丁寧に工事を進めてくれています。
ここからはいよいよ一気に空へ向かって伸びていきます。300mを超える建物は一般的な「摩天楼」ではなく、「スーパートーレスト」と呼ばれます。Jタワー3は、カンボジアで最も高い超高層コンドミニアムとなる予定です。
昨日、昼のミーティングを終えた後、建設事業担当の副社長から現場に配属された新人スタッフを紹介されました。
「若いね。何歳?」
大学を卒業して4年目とのことでした。
「頼むよ。」
「うちは休みが無いぞ(笑」
そう一言声を掛けたあと、私はこう伝えました。
「建設はすべて副社長に任せている。彼はカンボジアでもNo.1の建設ディレクターだ。その指揮のもとで、この国最高峰の建物を造っている。こんな建設現場で仕事ができる機会は滅多にない。副社長の下でしっかり学び、一人前の技術者になってほしい。」
そして、もう一つ大切なことも伝えました。
「君の立場なら、これから業者さんから食事や贈り物などのお誘いもあるだろう。でも、必要以上に物を受け取ったり、ご馳走になったりしてはいけない。」
これは当社の基本的な考え方です。
もちろん、人と人との付き合いの中で、お礼や交流があることまで否定するつもりはありません。しかし、度を越した接待や要求によって取引先に負担を掛けることは決してあってはならないと考えています。
過度な接待を受ければ、工事管理の判断が甘くなったり、結果として見積価格に余計なコストが上乗せされたりする可能性もあります。
「それはカンボジアだからでしょう」「中国的な商慣習では?」
そう思われる方もいるかもしれません。
しかし実際には、元請会社や発注者、現場監督への過度な接待や物品提供は、日本のゼネコン業界は当たり前で、むしろ、日本の方が根深い面、酷い面があると私は感じています。
随分前に、「(谷は)建設業界のことは分かっていない」とコメントを頂いたことがあります。
そんなクソみたいな業界のしきたり等、私には必要はないです。知らなくて結構です。
私自身、若い頃に起業した当時、このような慣習がどうしても好きになれませんでした。
だからこそ、「建設は元請け、自社物件だけでやる」という方針を貫き、大手企業の下請け仕事には極力手を出さない会社づくりをしてきました。
その結果、会社は零細企業のままです。
それでも私は、この選択に後悔はありません。
男なら男らしく、仕事には誇りを持つこと。飯くらい自分の金で食え。そのくらいの気概を持って仕事をする。
それが私の流儀です。
そうでなければ、本当に一流の建物は造れないと思っています。
そして、協力会社にも社員がおり、その先には家族の生活があります。だからこそ、不必要な負担を掛けるべきではありません。
余計な気遣いや接待よりも、良い仕事をきちんと納めてもらうこと。それこそが、お互いにとって最も価値のある関係だと考えています。
もちろん、私自身ももし下請けの立場だったら、お世話になっている方や現場監督へ感謝の気持ちを伝えることはあるでしょう(笑)。
少し矛盾しているように聞こえるかもしれませんが、何事にも「程度」が大切です。
新人スタッフとのやり取りを通じて、改めてそんなことを感じた一日でした。
現場は着実に前へ進んでいます。
Jタワー3は、これからさらに空へ向かって成長していきます。完成の日を楽しみに、引き続きプロジェクトを進めてまいります。
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