■カンボジア―タイ国境紛争 続報(2025年7月)
2025年5月28日の発砲事件以降、カンボジアとタイの国境では緊張状態が続いています。
この問題をめぐっては、現地メディアやSNSを通じてさまざまな情報が発信されており、国境、ひいては国家主権の問題であることから、多くの関心と感情的な議論が交わされているのも事実です。
その一方で、煽るような投稿や分析の名を借りた誇張された言説も目立ちます。
■SNSや翻訳投稿に見られる「煽り」
近年では、日本国内でも海外ニュースの翻訳をそのまま投稿しながら、あたかも自分だけが特別な情報源を持っているかのように振る舞う投稿者が見られます。
カンボジアでも在住日本人がXで自己承認要求を満たすために煽り記事を書いている人物もいます。
さらに、軍事画像や兵器の動きに過度な興奮を示し、一発触発を煽るような論調も少なくありません。
確かに、軍の展開や兵備のアピールは「抑止力」として重要ですが、それがすなわち戦争準備であるとは限りません。冷静に見るべきは、実際に軍事行動、動員、兵站(ロジスティクス)が行われているかどうかであり、現時点ではそれが大規模に行われている兆候は見られません。
■本質は「タイ国内の政局不安」
既に前回のブログでも触れたとおり、今回の国境紛争の本質は、偶発的な事件を発端とした、タイ側の内政問題の反映であると考えます。
– 文民統制が機能せず、政府と軍部で発言が食い違っている
– タイでは政権が不安定で、過去にもこのような国境問題が「国内統治の正当化材料」として利用されてきた歴史があります
まさに「タイのお家芸」と言える構図です。
■カンボジア側の冷静な対応と現在の状況
カンボジア側は、そうしたタイ側の動向を冷静に分析しながら対応しているように見えます。
たとえば、タイ側が国境の一部再開を求めたのに対し、カンボジアはこれを拒否しています。これは、タイが都合よく紛争を維持しながら経済活動だけを再開しようとしていると捉えられたためでしょう。
カンボジアとしては、「統一された対応ができない状態のタイとは協議ができない」という立場を取り続けており、紛争を既成事実化させずに、責任を再びタイ側へと返すかたちになっています。
■興奮や感情ではなく、冷静な視点
報道は限られており、事実関係の断片しか伝わってきませんが、だからこそ私たちは興奮や感情ではなく、冷静な視点でこの問題を追うべきです。
煽りに流されるのではなく、「なぜこのようなことが起きているのか」「誰にとって何が利益なのか」という視点から、広い見識で判断することが求められています。
『カンボジア不動産チャンネル』YouTubeのチャンネルでもご一緒に是非御覧下さい。チャンネル登録もよろしくお願い致します。
読者の皆さん、いつも応援ありがとうございます。
ランキング参加していますので下記アイコンをポチッとして頂ければ更新の励みになります。










いつもながらの冷静で客観的な内容に感銘を受けます。長期在住日本人は海外ニュースの翻訳をあたかも独自の情報のように書いていますが、幅広い見識がないので信用できません。これからも谷さんのブログ情報に期待してます。
翻訳できれば、未だにマウントをとれると思っているんですね。
幅広い見識は、きちんとした教育を受けてないと得ることはできません。高校時代から道はずれていますから、小市氏は目立つことにはたけても、幅広い見識を持ちようがないです。
賛成です。
クメール人の妻は、「これはタイ国内の政局の不安定だ」と言い、珍しく今回のカンボジア政府の対応をほめています。
その一方で、妻の母は芸術系で、政治向のことなど今まで発言もシェアもしたことないのに、今回はいろいろ投稿しています。カンボジア人のタイ憎悪は、かつてない水準まで高まっているのですね。冷静かつ客観的な谷さんの投稿を支持します。
陸路国境が閉鎖されても飛行機は普通に飛んでいるが事実です。カンボジアの労働者でも無いのに小市の視点は所詮バックパッカーだから大騒ぎ。飛行機で移動していれば影響はあまりなさそうです。
ちなみに、陸路を使った物品の移動は一部「ラオス」経由になってますね!
デコイ小市の思考は、バックパッカー以上も以下もありません!
華やかな青春、哀れな老後 ですね。
谷さんのブログは興奮や感情ではなく、冷静に客観的に分析されて書かれています。カンボジア在住日本人のバイブルですのでこれからもわかりやすい解説をお願いします
とっても冷静に見ているこのブログに
感謝申し上げます。
確かな情報、本当に確かります。
独自の情報収集力、高い分析力と判断力が伴わなければ、小市君のようにたとえクメール語は堪能でも、飲んだら口から泡を飛ばして昔話をする迷惑な方々と全く同じです。
谷さんの情報が客観的で正確だから小市のタイ国境ニュースが止まってます。今度はカンボジア料理知ったかぶり投稿になっていますよ。
小市君のようなタイプは、様々な情報源を基に分析することができないんです。ある面では、それを基にアピールすることができます(単に翻訳すればよいので)が、隣近所の「噂話」程度の価値しかありません。
何事にも冷静で客観的な谷さんの「分析」と、勝手に翻訳した感情的な小市の「噂話」の違いは明白です。ブログランキングを見ればその評価の違いは一目瞭然です。カンボジア関係者で小市の情報を信用するは危険です。これからも客観的な谷さんの投稿を楽しみにしています。