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カンボジア情報

カンボジアで工事丸投げなど絶対にやってはいけない!

こんにちは、ジェット谷です。

日本、カンボジア両国でビジネスを行っているジェット谷が現地カンボジアから最新の情報をお送りするブログ、チャンネルです。

私のカンボジアでの11年間の経験です。カンボジアで投資、事業を行う方には非常に参考になると思います。

在住の日本人の方にお聞きしたのですが、私のことが話題になったようです。

私がカンボジアの事業が順調なのは、『私自身が現場に飛び込んでいる』ことだということです。

私からすれば、そんなこと当たり前だろうがですが、中々日本人の皆さん、そうはできないようです。その気持ちは私も理解はできます。日本ではありえないようなことが頻繁に起きて、鈍感力がないと頭がおかしくなりますね。

さて2013年、私がカンボジアに初めて訪れてその年12月に法人を設立するまで、徹底的に現地調査しました。

食事時に隣席や周りから聞こえてくる日本語をよく聞いていました。

『建設が儲かるで!』

みたいな声が多かったです。アフォーかと思うくらいこの業種の関係者は声がデカイ、気負ってしまう方が多いですね。

確かに!

私もそう思ってカンボジアで建設を始めました。

当時も現在も今後もカンボジアの経済を引っ張るのは建設業であると思いますし、建設関係者には魅力的な市場に見えるはずです。

2014年8月に工事着工するまでにカンボジアや外資の建設会社を何社も回って結論に達したのは、丸投げは一切しない、全ての業種を分離発注することに決めて工事を実施しました。

理由は簡単です。踏み倒しで工事がとん挫することを恐れたからです。踏み倒しにあっても被害を最小限に抑えるためです。

できる限り、発注金額を小さくして恐る恐るやっています。

実際に建設会社による経営不振、使い込みで建設工事が止まってしまうことがカンボジアでは非常に多いです。

報道になったので良いかなと思いますが、PEAKコンドミニアムとシャングリラホテルは、請負の中国企業が建設費使い込みで業者総入替で当初完成予定より大幅に遅れました。

リバーサイド沿いで開発を行っている中国上場企業も資金を他プロジェクトで使い込んで工事が遅延、頓挫?状態です。

中国企業だけの話ではありません。先日工事完了した日系のコンドミニアムも工事中に建設業者が飛んで業者入替をよぎなくされています。

そして分離発注している私達でも分離発注先がその下請けやワーカーに支払いを行っておらず、工事職種によっては工事が予定より遅れることが過去何度かありました。

建設工事会社の信用に乏しい、資金繰り、マネージメントが非常に悪いところが多いです。

昨年度、経済財務省は、不動産開発許可の発行条件の保証金を総建設費2%から4%に引き上げたのは、未払い工事費、賃金への対策のためです。

当然、下請けやワーカーに未払いするような業者の施工品質が良いはずがありません。

工事、賃金未払いが多いため、直ぐに刑事民事訴訟を起こされます。外資が勝訴することはまずありません。日本人も工事関係で逮捕拘束されている例は数多くあります。

以上の結果、私達の11年の経験から、初めての業者に工事発注を丸投げなどありえません。

良い業者だけ継続してもらって、悪い業者は排除、入替を行っています。

さらに力関係で私達がマネージメントしにくい業者とは取引はしません。

カンボジアでの建設事業、工事は魅力的ですが、工事完工、工事品質で非常にリスクも高いです。

実績と過去取引履歴がないと恐ろしくて発注はできません。もちろん分離発注でもです。

新しいプロジェクトを初めての業者で一括丸投げで発注するような無謀、思慮がないようなことはできませんね。

余計なことですが、逆に言うと工事受注は慎重にということです。金をもらえないことが当たり前のようにあるでしょう。

そして訴訟では間違いなく外国人、外資は勝てません。

工事をもらうでなく、自分たちのための工事をするでないなら辞めた方が良いです。

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