ランキング参加していますので下記アイコンをポチッとして頂ければ更新の励みになります。

にほんブログ村 海外生活ブログ カンボジア情報へ

カンボジアでの不正を許さぬ会

戦後80年、戦争と平和を考える。平和ボケ日本人が戦時下を体験して!

戦後80年、戦争と平和を考える。

80年前の今日、太平洋とアジアを巻き込み、8年も続いた戦争が終わった日本。

多くの犠牲の上に、その後の平和維持の努力と目覚ましい経済発展があり、私たちは大きな繁栄を享受し、海外でも仕事ができるようになりました。

日本の先祖、先人たちの犠牲の上にあるこの平和と繁栄に感謝し、その冥福を祈ること。それが私たち日本人、そして私の「戦後」でした。

しかし、戦争体験がないだけに、どこか終戦記念日には形だけ追悼していたのではないか——今年、そう思い知らされました。

私は1967年生まれの戦後の昭和人間で、平成、令和と生きてきました。戦争は自分とは関係ない。たとえ日本の近海で有事があっても、直接戦火に巻き込まれることはないだろう。そう思っていました。

ところが今年、生活の拠点であるカンボジア滞在中に、7月24日からカンボジアとタイの軍事衝突が発生。突然、私は戦時下に身を置くことになりました。

戦争開始2日目の夜、私は首都プノンペンの繁華街の様子を見に行きました。

驚いたことに、街は静まり返っているどころか、いつも通り人々が楽しんでいました。戦争中であることを知らないのか——そう思った瞬間、歴史を思い返しました。

第2次世界大戦で日本が失った命は310万人。その多くは1944〜45年のわずか1年余りに集中しています。ドイツもまた、敗戦直前の10カ月で200万人を失いました。

戦争が始まった当初、人々は普通の生活を送り、終戦間際になって突然戦火に呑まれていったのです。

つまり、戦争は自分の意思に関係なく、一瞬で日常を壊す。そして巻き込まれたら、自分には何もできない——今回、私はそれを実感しました。

今回の衝突は国境沿いの軍隊だけでなく、民間人にも死傷者が出て、数万人の避難民が発生しました。F16戦闘機による空爆もあり、もし首都まで飛来したら10分もかからない距離です。さらに近年多用されるドローン爆撃が中心地まで及んだらどうなるのか。怖さを感じながら、「では、どうすればよいのか」と考えざるを得ませんでした。

戦争が起きてからでは遅い。『どうすることも』できません。

「戦争は起きないだろう」という根拠のない楽観論は捨てるべきです。

常に警戒し、意識を持ち、戦争を起こさせないための努力と抑止を怠ってはいけない——そう強く思います。

そしてもちろん、戦争をなくすという崇高な願いは持ち続けなければなりません。

しかし、それは理想や希望だけで実現できるものではありません。必要なのは、現実を直視し、冷静に備える視点です。

80年もの間、平和を享受してきた日本人こそ、その両方を胸に刻むべき時だと感じます。

カンボジア不動産チャンネル』YouTubeのチャンネルでもご一緒に是非御覧下さい。チャンネル登録もよろしくお願い致します。

読者の皆さん、いつも応援ありがとうございます。

ランキング参加していますので下記アイコンをポチッとして頂ければ更新の励みになります。

にほんブログ村 海外生活ブログ カンボジア情報へ
にほんブログ村

POSTED COMMENT

  1. 匿名 より:

    妻は内戦時代のカンボジアを経験しています。ですので、今回の紛争が起こった時、まず、「水」「コメ」の確保をしました。
    もちろん、朝起きて、いつもと同じ一日が始まり、寝るときに、今日と同じ日が明日も来る、そう信じています。でも、一瞬なんですよね、そんなのが吹き飛ぶのは。緊張しながら生活しなければならないこと、再認識しました。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です