カンボジアータイ紛争の動向
カンボジアとタイの国境紛争は、停戦合意違反をめぐる両国の非難の応酬により、再び緊張が高まっています。
先週は、タイ軍が鉄条網を敷設したことに対し、カンボジア国民とタイ軍が衝突し、
タイ軍のブンシン第2軍管区司令官の再戦闘を示唆する発言が状況が一層複雑化しています。
一方で前進もありました。カンボジアのポヴ・ヘン第4軍管区司令官と、タイのブンシン第2軍管区司令官が率いる代表団が臨時会合を開き、「すべての問題を平和的に解決し、衝突を回避する」との11項目の共同声明に合意。調整グループを設立し、意思疎通の強化を目指す姿勢を示しました。
臨時会合前に、フン・マネット首相はSNSで、今月20日にトランプ大統領から紛争解決に向けた感謝状を受け取ったことを公表。
国際世論を味方につけるカンボジアの外交戦略がうかがえます。
ただし現実には、両国とも相手側の停戦違反を強く非難。タイ外相は「カンボジアが民間人を人間の盾にしている」と非難し、国連会議でも問題提起する方針。
しかし、地雷の被害や民間人との衝突は、タイ軍が部隊を移動させ、鉄条網を敷設したことに起因しており、タイ側のカンボジア批判の主張に正当性はありません。
結局、紛争解決はタイ国内の政局の安定と、現地軍をどこまで制御できるかにかかっていると考えられます。外交の場では「平和」を強調しつつ、現場では軍事行動が続くという二面性が、今後の最大の不安要素です。
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