こんにちは、ジェット谷です。
日本とカンボジアの両国でビジネスを行っているジェット谷が、現地カンボジアから最新情報をお届けするブログです。
「どてらい男(やつ)」を知らない方、世代に
知らない方、世代によっては「何、それ?」ですよね。
今朝もJタワー1のレストランに行って来ました。
オープンは6時。10分前には準備完了していました。スタッフみんな頑張ています。
グランド・オープンで頂きましたお花はしばらく飾らせて得頂きます。
私は日本食のテイスティングです。
今日は「少しだし巻きの味が薄いのでは?」など、いろいろチェックしました。
ホテルの朝食は大切です。
観光地のホテルなら、一見さんのお客様が多く、極端な話、その時に何を出しても、その場限りで済むのかもしれません。
もちろん、今は口コミや評価がありますから、そんな極端なことはできませんが。
しかし、私たちがいるのは首都プノンペン。
ビジネスの街です。
一見だけでなく、何度もお越しになるかもしれない街です。
仕事に出かける前に、美味しい食事をリーズナブルに提供する。
そうすれば、次回、仕事でプノンペンにお越しになった時に、再び利用していただけるかもしれません。そんな気持ちを込めています。
特に食材にはこだわっています。
ソーセージやハムは、日本製、日本のメーカーの商品を扱っています。
カンボジアで流通している同じような商品が、どこの国で作られているのかは分かりませんが、正直、ホテルの朝食で出てくるものでも、不味すぎて食べられないというものも多いですよね(笑)。
結構なコストがかかりますが、あらびきソーセージやシャウエッセンを扱っています。
味が全然違います(笑)。
レストランの採算だけを考えれば、トントンか、正直、足が出ています。
そんな話を在住の日本人の方としていた時に、
「『どてらい男(やつ)』のモーやんと同じです」
と話したのですが、私より若い方なので、
どてらい男(やつ)って?
「どてらい男(やつ)」
関西テレビ(カンテレ)制作のドラマで、フジテレビ系の全国ネットで、1973年10月から1977年3月まで、なんと3年半も放映されていました。
今の時代、長期間放送されるドラマはないです。
私も幼稚園の頃から小学3年生頃まで、家族みんなで見ていました。
主人公の「モーやん」こと山下猛造は、上場企業「山善」の創業者、山本猛夫氏をモデルにした実在の人物、
戦前、丁稚奉公から19歳で独立。
商売が非常に盛況だったまさにその矢先、赤紙が届き、わずか半年で兵役のために看板を下ろさざるを得なくなり、戦場へ。
沖縄戦にも派兵され、壮絶な戦地から奇跡的に生還します。
そして戦後、大阪で機械工具の卸商売を再開します。
「どてらい男」は、山本猛夫氏の実際の人生をもとにしたものでした。
「モーやん」を演じたのは、故・西郷輝彦さん。
私も子供の頃は、テレビで西郷輝彦さんを見かけると、
「あ、モーやんや!」
と、実際の名前よりもドラマの名前が先に出てきました(笑)。
今の若い方には、
「辺見えみりのお父さん?」
と言ったほうが分かるかもしれません。
……それでも分からないかな(笑)。
戦後、大阪で商売を再開したモーやんは、商品を買いに来てくれたお客様に、無料で食事を振る舞っていました。
戦後の食糧難の時代です。
「商品を買ったお客様には食事を出す」。
これが評判になり、お客さんが爆発的にやって来ます。

中には、食事目当てで家族まで連れてくるお客さんも。
「一つだけでもいいですか?」
と、スパナを一本だけ買って食事をする人までいる。
そして、
「アンタ、2回目のお替りやで! 家に持って帰るのと違うか!」
と言われる始末(笑)。
するとモーやんは、
「それで、ええんや。一つだけでもお客様や」
と言う。
子供の頃に見たドラマですが、このシーンが、私の頭にずっと焼き付いていました。
そして、
「今は、私たちもモーやんの食堂と同じでええんや」と。
戦後は食糧難。
そして現在は、物価高。
食事も、生活に必要なものも、何もかも高くなっています。
そんな時代だからこそ、少しでもお客様に喜んでもらえることが大事なのではないかと思います。
モーやんこと、実在の山本猛夫氏の山善は、お客様に食事を出してもてなすという商売スタイルを続けました。
その男気と人情に、多くのお客様が深く感謝したと言われています。
そして戦後の物不足が解消され、多くの競合他社が台頭してからも、
「あの時もてなしてくれたモーやんからしか工具は買わん!」と、熱狂的な山善のファン、お客様になりました。
山善は戦後の焼け野原から大きく成長し、現在では年商数千億円規模の総合商社、東証プライム上場企業へと発展しています。
もちろん、私たちが、モーやんの商売と同じように大きく発展するとは言いません。
目先でなく、将来的なホテルやコンドミニアムの収益につながっていくこと、
朝食ビュッフェ単体の採算は、二の次、三の次。
まずは、美味しく食べていただく。
そして、喜んでいただく。
それでええんや(笑
「やったるわい!」
ドラマのモーやん、実在した山本猛夫氏の口癖です。
※「どてらい男」が現在配信しているのはAmazonプライムです。
このドラマも昭和のあるあるで、ビデオテープの使いまわしで、全話が保存されていないようです。
ドラマを見てみますと、子供の頃に見た記憶が残っているシーンがあります。

驚いたのは、ちょい役で漫才のやすきよが出ていたことです。
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