ランキング参加していますので下記アイコンをポチッとして頂ければ更新の励みになります。

にほんブログ村 海外生活ブログ カンボジア情報へ

カンボジア情報

『本質を見抜く力』が問われる時!赤澤経済再生担当大臣渡米とカンボジア―タイ国境問題から

現在、カンボジア―タイ国境では緊張が続き、両国が外交交渉の応酬を続けています。

その一方で、日本国内では、日米経済協議をめぐる赤澤亮正経済再生担当大臣の動向が、静かに注目を集めています。

日米関税協議での赤澤亮正経済再生担当大臣の6月の行動一覧を作ってみました。

赤澤亮正経済再生担当大臣は、米国・ワシントンD.C.を数度訪問しています。

5月30日午前8時 約130分間 スコット・ベッセント米国財務長官及びハワード・ラトニック米国商務長官 会談

6月5日午後4時45分 約110分間 ハワード・ラトニック米国商務長官 会談

6月6日午後3時30分 約45分間 ハワード・ラトニック米国商務長官 会談

6月13日午後1時15分 約70分間 ハワード・ラトニック米国商務長官 会談

6月13日午後2時40分 約45分間、スコット・ベッセント米国財務長官 会談

6月14日午後0時50分 約30分間 ハワード・ラトニック米国商務長 電話会談

6月27日午前10時50分 約65分間 ハワード・ラトニック米国商務長 電話会談

6月28日午前10時 約15分間 ハワード・ラトニック米国商務長 電話会談

赤澤経済再生担当大臣とラトニック米国商務長官の電話協議(和文)(PDF/74KB)

内閣官房HPより

■赤澤経済再生担当大臣の渡米とカンボジア―タイ国境問題を見て

実際のスケジュールを見てみると、赤澤大臣は6月に何度もアメリカ側の財務・商務両長官と面会や電話協議を重ねており、その努力は一見、外交交渉の前向きな姿勢として映るかもしれません。

しかし、現実はやや異なります。

6月にワシントンDCを訪問中の赤澤大臣は、最初こそ対面の会談を行ったものの、その後は次第に直接会ってもらえない状況、電話会談が中心となりました。わざわざ日本から訪米しながら、会えない。否、会ってもらえない、電話でしか出てもらえないが正しいです。

これではパシリ、子供の遣いです。

「自分は格下」「格」とかの問題ではありません。日本国の代表ですよ。何を言っているのか?

赤澤亮正経済再生担当大臣って、一時、ポスト石破とか言われて、本人もその気になっていませんでしたか?

門前払いの状態は、日本に対してアメリカ側の非礼です。しかし、いかに外交儀礼があっても、相手側からの関心度を如実に物語っています。

 

■「やってる感」だけでは国際交渉にならない

政治家として努力している姿勢を見せることは重要です。しかし、問題はその行動が相手にどう受け止められているかです。

日本側の対応は、アメリカが求めている核心をつかめていないがゆえに、トランプ大統領がますます不満を強めているという報道もあります。

これは交渉力の問題というよりも、「相手の本音を見抜けていないこと」に起因しています。

 

■本質を見抜くということ:カンボジアとタイの対比

この視点は、カンボジア―タイ国境問題にも重なります。

先月、フン・セン元首相とタイのパエトンターン首相との非公式会談の音声がSNS上に流出し、外交上は「非常識」と非難されました。

しかし、その流出発言内容をみると、フン・セン元首相の的確な洞察力と冷静な戦略思考が際立ちます。

『この紛争は国境問題ではなく、タイ国内の内政不安の反映だろう。我々カンボジアを巻き込むな。自国で処理してから出直してこい』

と言わんばかりの流出音声の背景は、単なる批判ではなく、紛争の根本構造を鋭く突いた本質的な指摘です。

つまり、タイが国内政局の混乱を外に逸らすために国境問題を利用している、そして解決済みの問題に紛争があるかのような既成事実つくりへの鋭い指摘に他なりません。

そして注目すべきは、フン・セン元首相が「弾を一発も撃たずに、見事タイ政府を混乱させることができた」という点です。

言葉一つ、外交一手で、タイの対外姿勢の脆弱さと内部矛盾を浮き彫りにしたフン・セン元首相の対応は、まさに「指導者の器」の違いを感じさせるものでした。

さすがは、内戦から国家再建を果たしたフン・セン元首相の経験と胆力が、この場面でも冷静な判断力として発揮されたのです。本質を見抜く洞察力には深いものがあります。

 

■表面だけを見ていては、見誤る

私たちは、ともすると「目に見える動き」や「報道の見出し」に踊らされてしまいがちです。

– 電話会談の回数

– 会談時間の長さ

– 煽るような戦闘準備報道

– 軍の画像や兵器情報

しかし、そうした表層の情報よりも大切なのは、その背景にある政治・経済・外交の意図を見抜くことです。

– なぜ相手国は表立って強硬姿勢を取っているのか

– 交渉の本当の目的は何か

– 誰にとって、どんな利益がそこにあるのか

現在、タイ国の経済が芳しくない。中国からの投資が激減、特に観光が今年になって半減していること。

そうした視点を持つことで、国際情勢を読み解く力がぐっと深まります。

 

■最後に

「本質を見抜ける人」と「表面的な情報に流される人」――この違いが、外交でもビジネスでも、大きな結果の差を生みます。

赤澤大臣の訪米、カンボジア―タイの会談音声、どちらも「見え方」は違えど、共通するのは相手の本音と本質を見抜けるかどうかという点です。

これからの世界、特に混乱の続く国際社会では、この「見抜く力」がますます重要になっていくでしょう。

カンボジア不動産チャンネル』YouTubeのチャンネルでもご一緒に是非御覧下さい。チャンネル登録もよろしくお願い致します。

読者の皆さん、いつも応援ありがとうございます。

ランキング参加していますので下記アイコンをポチッとして頂ければ更新の励みになります。

にほんブログ村 海外生活ブログ カンボジア情報へ
にほんブログ村

POSTED COMMENT

  1. 匿名 より:

    やったふり、しったかぶりばかりの小市君は、この記事をどのように読んだのでしょうか?
    あなただって、戦略力を身に着けて、カンボジア一の財閥になる機会はあったはず。ちょっとしたことで、ちやほやされた時にそれを見失ったんです。でも、あなたにはもうほとんど時間がない。今、何をすべきかを考えなさい。

    • 匿名 より:

      人生タイムリミットで何をするか。死ぬまで何もできないでしょう。

      • 匿名 より:

        できます!
        人に迷惑を与えないことができます。

      • 匿名 より:

        できます!
        谷さんに謝罪して、日本人会会長を辞任することができます。

  2. 匿名 より:

    俯瞰的で正確な凄い情報ありがとうございます。カンボジアだけでなく、幅広い洞察力と知識に感服します。これからも楽しみにしています。

  3. 匿名 より:

    「本質を見抜ける」谷さんと「表面的な情報に流される」小市の天と地の差を多くの人が認識しました。これからはデコイ小市の情報を信用する人がいないは明らかな真実です。

    • 匿名 より:

      これまでの言動からデコイ小市は表面的な情報しか処理できないと判断しています。深掘り、無理です。
      海城に入学しているんだから基礎学力がないわけではないと思うけど・・・。
      こういう人って、課題を与えると、それなりに応えることができるのですが、年齢を考えると・・・・。

    • 匿名 より:

      最初は天と地の差ではないんです。谷さんは実践の中で自分を鍛えてきたし、デコイ小市はちやほやされて感情の赴くままに生きて、たまたま、ヒットしたものもあったけど、それを経験にしきれなかっただけなんです。哀れだなぁ!豊かな青春だったから、良いんじゃないの!きちんと行いを見つめ、それを行け入れ、これ以上、他の人を巻き込んだり、ましてや迷惑かけなければ。

  4. 匿名 より:

    今までの人生経験や教養でブログ投稿のクオリティーは変わってきます。国際的なビジネス経験のある谷社長の文章には深みがあります。謙虚な表現も尊敬に値します。これからも正確なカンボジア情報をよろしくお願いします。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です