― 2023年11月~2024年の神戸地裁・大阪高裁での小市琢磨の証言報告 ―
前回(シリーズ③)では、司法の場でも平然と虚偽の発言を行う小市琢磨の姿勢について述べました。
実際の訴訟経過と、その中で明らかになった小市琢磨の証言の変遷を整理します。
訴訟を通じ、小市琢磨は自身の証言内容を次々と変えていきました。
私はそれぞれの発言について裏付けを取り、事実関係を明らかに、嘘を暴いていく展開となりました。
小市琢磨は、自身が「Locomo Co., Ltd」(以下「ロコモ」)および「Locomo Group」(以下「ロコモグループ」)の代表取締役兼CEOであると証言しました。
※ロコモ、ロコモグループとあり、ややこしいですですが、後に出てきますが、2015年、ロコモ社と関連企業が整理統合されたのがロコモグループになります。
それを公的に裏付ける唯一の資料であるカンボジア商務省の会社登記情報には、小市琢磨の名前は一切記載されていません。
(この登記情報は日本の商業登記簿謄本に相当します。)
訴訟での登記情報と小市琢磨の証言の矛盾を解説します。
小市琢磨が自分の会社、その会社の代表取締役社長及びCEOと自称していたロコモ社の裁判前に削除したHPです。
ロコモ社の公式サイトには、多数の関連会社が掲載されています。
ところが、カンボジア商務省の登記情報上には、それら関連会社の存在は確認できません。
さらに、ロコモグループの代表者名も小市琢磨とは異なっています。
この理由について、小市琢磨は裁判で、「2015年12月29日にすべての会社がカンボジア商務省における会社登録システムに会社を再登録することを求められた際にロコモグループに全て事業を整理統合した」だから関連会社は存在しない。その際にMeng Tong Angを代表者にしたと証言しています。※ロコモグループの会社登記情報には代表者の変更はありません。
つまり小市琢磨の証言をまとめると、
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2015年までは 小市琢磨がロコモおよびロコモグループの代表取締役兼CEOであった
-
2016年以降は 代表者が変更された
という主張になります。
ところが、2016年以降も小市琢磨自身が「ロコモ代表取締役」として自己紹介・他者紹介されている事実が複数確認されています。
2017年にも同様の肩書で公の場に登場しており、仮に証言が正しければ「2015年まで旧ロコモ社の代表取締役」と名乗るべきところです。
ロコモグループの登記情報によれば、
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会社設立:2009年11月5日
-
登記変更:2016年5月30日
とされています。
しかし、小市琢磨が代表取締役またはCEOであったという記録は存在しません。
それにもかかわらず、小市琢磨は2009~2015年にかけて、代表取締役兼CEOを名乗っていました。
2009年以前はどうであったか?
小市琢磨が自身で編集・投稿したとみられるWikipediaの記述には、
「1996年から13年間(=2009年まで)代表を務めた」
裁判証言とは異なることを自らウェキペギアに投稿しています。
さらに登記上、「ロコモ」という会社は、その他存在しない関連会社と同じく、2015年以前には存在しなかったことも判明しました。
つまり、ロコモ社が登録を受けた法人としてあったかどうかすら分からない。 仮に(登録の有無はさておき)ロコモ社があったとしても,小市は代表取締役ではなかったということです。
私は、2015年以前の会社設立証明書・パテント・定款等は容易に提出できるであろうから提出するように求釈明をします。
しかし、小市琢磨の回答は、
「求釈明には逐一対応はしない。」
「必要と考えれば,必要な限度で提出する。」
「今後,必要と考えれば提出する」
と、自身の経歴詐称を否定する反証の機会を自ら放棄するような態度を示しました。
今後、司法の場でどのような対応を取るのか——続報は次回(シリーズ⑤)でお伝えします。
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