
タイ政府が機能していない状況下で、タイ・カンボジア平和的解決の困難さ!
昨夜2025年11月13日、マレーシアのアンワル・イブラヒム首相は、カンボジアとタイ両首脳との協議を経て、クアラルンプール合意に沿い平和的解決を進める決意を改めて示しました。
一方で、国境付近でタイ兵士が踏んだとされる地雷について、アセアン監視団は「新たに埋設されたものではない」と報告しており、タイ側の主張と食い違っています。これにより、タイが停戦合意を破棄しようとする理由には説得力が乏しいとみられています。
しかし、本質的な問題は和平合意や地雷そのものではなく、タイ国内の政治状況、タイの政府が機能していないことです。
現在のタイ政府は統治能力が弱く、軍の影響力が強いため、一貫した外交姿勢を取ることが難しい。カンボジアやマレーシア、アメリカ側にとっても「誰と合意すれば実行されるのか」が不透明で、合意形成そのものが困難になっています。
仮に今後の総選挙後であっても、タイがすぐに安定するとの見通しは立ち難いです。こうした状況は、タイ・カンボジアだけでなくアセアン全体の安全保障にも影響を及ぼしてきます。
カンボジアは忍耐強く外交的解決を模索しつつ、国際社会、特にマレーシアやアメリカとの協調を強めようとしています。
しかし世界の注目がカンボジアの状況に十分に集められるかどうかは依然として難しい課題です。
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