こんにちは、ジェット谷です。
日本、カンボジア両国でビジネスを行っているジェット谷が現地カンボジアから最新の情報をお送りするブログ、チャンネルです。

現地報道をからです。本日のクメールタイムズで不動産関連会社の未来予想、
「大胆不敵な予測2022:虎の巻」とは?
CBREの記事はいつも参考にしていますが、正直言って今回は長い記事で何が言いたいのかよく分かりません。
『 Foundations of a Tiger』を私が勝手に『虎の巻』と翻訳しましたが、内容的には正しいのではと思います。
不動産に虎の巻などありません。必要なのは『市場と物件の適正価格』です。
カンボジア不動産として関連ある所を拾っていきましょう。
虎の巻1『手頃な価格の物件に移行すべきだ!』
現在のコンドミニアム開発物件の販売不振の現れでしょうね。。。
『‘It’s important for all developers and all real estate players to take this into consideration when thinking about where the future of the market lies,”
市場の将来がどこにあるかを考える時、すべての開発業者と不動産プレーヤーがこれを考慮に入れることが重要です。』
市場が縮小しているので販売しやすい安い物件を創れ!
ですね。一理はあります。しかし、これって販売業者的な考え方ではないでしょうか。
確かに低価格の方が販売しやすいと思いますが、販売業者の立場で物件開発すると、販売需要はあれど市場需要がない物件ばかり計画されてしまいます。
現在の一部の供給過剰問題は、市場ニーズに合わないものを開発しているからでしょう。
『手頃な価格の物件に以降すべきだ!』と言うよりも『市場価格に適した販売価格を設定しろ!』と開発業者、不動産プレイヤーに言うべきでしょうね。
虎の巻2『困難な資金調達環境のために開発者がより創造的になるにつれて、不動産の資金調達にブロックチェーン支援の資金調達を使用することを予測』
これは多くの開発業者が販売不振で資金調達に難していることでしょう。投資家には開発業者やプロジェクトへの選択眼が必要と言うことになります。
虎の巻3『シアヌークビルに国際的な大学のキャンパスを建設し、おそらく未完成の建物を利用して、国の世界的な評判を高めるのに役立つ』
大学???まさかまたあの日本人達が大風呂敷広げて、できもしない投資プロジェクトを打ち出しているんではないでしょうね(笑)
ダメな連中は何やってもダメ、コケるやつはいつでもコケますからパートナー選び間違えないように!単に金集めに利用されるだけです。
シアヌークビル問題の背景には、

『シアヌークビルには約1,000の未完成の建物があり。。。』
以前からこの問題には述べていますが、高値の時期に購入、開発をスタートさせていますので解決には時間がかかるでしょうね。
私はその解決として、カンボジアは強い政治力、スピード感がありますから、例えば建築許可発行から完了までの期限を定めるべきだと思います。違反プロジェクト、物件には罰則金、強制執行等を定めれば、工事が完了し、完了能力がないところは早期に損切りしても売却、譲渡するでしょう。
これはシアヌークビルだけでなく、首都プノンペンも同様です。
10年近く経っても未だに物件が完成しないなどあり得ないし、街の景観上、安全上からも長期放置物件には規制を向けるべきだと思います。
以上、報道をより掘り起こして解説してみました。
2022年、カンボジア不動産は回復に向けて課題があるということです。
こんな時に気を付けなければいけないのは、甘い、ぼんやりした投資、出資話には絶対に乗らないことです。
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