命がけの大冒険、チャレンジ、そして夢を信じることを伝えてくれる万博

こんにちは、ジェット谷です。

日本、カンボジア両国でビジネスを行っているジェット谷が現地カンボジアから最新の情報をお送りするブログ、チャンネルです。

大阪万博2025です。

イタリア館２度目に行ってきました。

最高待ち時間５時間です。

『大阪万博、SNS投稿が最も多いパビリオンは？』（日経新聞）であるように超人気パビリオンです。

そこまでして並んでみる価値あるのか？？？

今回は芸術・美術に造詣があるお客様とご一緒したので色々とご説明を頂き、なるほどと理解を深めて並ぶ価値があると思えました。また見知らぬ人からも本国でもこれは見られないよと親切に教えて頂きさらに納得です。

でもそこまで説明されても私はイタリア館併設のジェラード屋台のジェラードが美味し過ぎて２日連続食べに行きました。芸術よりも食の私です。

こちらも売り切れの商品もあり、お昼以降になると１時間以上並ばなければならないようです。この情報は私の前に並んでいた綺麗な女性から教えて頂きました。こんな感じで待ち時間に情報を教えて頂けるのも万博の楽しさです。この綺麗な女性は偶然、私と同じ神戸からの方でした。芸術より食、芸術、食よりも女性の私です。残念ながら進展はありませんでした（＾＾

さて冗談はここまで。

５時間も並んで訪れるのは、演出が素晴らしいこともありますが、本物が展示されているからです。展示内容のことは『大阪万博、SNS投稿が最も多いパビリオンは？』（日経新聞）をご覧になって下さい。

本物、良い物なら行列ができる、時間と金をかける。仕事でも同じことが言えます。

イタリア館から私が感じたこと、発見したことです。

イタリア館で短い時間でイタリアの説明をする動画があります。

そこでイタリアから日本に複葉機で横断した若者たちが紹介されていました。

その複葉機の実物大のレプリカが飾られています。

私はこの史実を全く知りませんでした。

100年前ですから、まさに命がけの大冒険です。

イタリア館のマリオ・バッターニ政府代表は、「『人の手で作った本物を見せる』というイタリア館の方針に合致している」と

そのレプリカの複葉機まで『本物』が作られています。

レプリカ機のジョルジョ・ボナートさんは、

「まともな地図がない時代に、空の向こうに日本があると信じて命がけの大冒険に挑んだ。万博では、夢を信じることを伝えたい」（読売新聞）

本物の芸術品、実物大の本物も素晴らしいですが、私が一番惹かれたのは、このチャレンジ精神です。

 

『SNSでもっとも写真映えするパビリオン』と大きな話題を呼んでいるスペイン館

スペイン館では、さらに400年前、関ヶ原の合戦の11年後の1611年に仙台藩主・伊達政宗は家臣の支倉常長を大使とする「慶長遣欧使節」として、太平洋を越え、メキシコを経由してスペインへと渡航。マドリードではフェリペ3世、さらにローマでは教皇パウルス5世とも謁見、7年におよぶ壮大な航海を行っています。君主の命とは言え、凄いチャレンジ精神です。

なお1600年代慶長時代にマドリードで日本人が既に800人もいてコミュニティーを築いていたこともスペイン館で紹介されており驚きです。

複数の国が共同出店をしているコモンズ館にも偉大なチャレンジを知ることができます。

モンゴル館からです。

さらにさらにさかのぼること800年前、西洋に初めて『ジャパン』として日本を紹介したマルコポーロ。マルコポーロもベネチアから当時北京までの大旅行を行っています。

現在1979年NHKで放映された『東方見聞録　マルコポーロの冒険』がリメイクされて放映させています。この作品、NHKで保存されておらず、ビデオテープを上書きされていたと何とも愚かなことを、当時だからしかたがないのかもしれませんが、NHKが保存しておらず、視聴者の録音されたビデオテープや音声t－プをかき集めて、今年再放送です。興味がある方は『復活幻のアニメ』こちらをどうぞ。

その番組内でも出てくる『パイザー』、東は中国から西はヨーロッパまでの版図を誇ったモンゴル帝国内を移動するための黄金の通行手形、今で言うビザです。

こちらがモンゴル館で展示されています。思わずおおっ！となった私です。小学6年生の時に見た番組で知ったパイザー、しかも現在ほとんど残っていない実物が展示されているからです。

本物のパイザーも感動ですが、マルコポーロの冒険、チャレンジ精神にも心打たれます。

命がけの大冒険、チャレンジ、そして夢を信じることを伝えてくれる万博です。

青臭いかな私って（＾＾、人にどう思われ、言われても私はチャレンジが好きです。

そしてまだまだ努力が足りないなと万博のそれらの史実から教えられました。

もっと頑張らなければならないと…そう、

カンボジア館も是非お越し下さい。

世界遺産を紹介する落ち着いた雰囲気の美しいカンボジア館

『観光、世界遺産だけでなくカンボジアの発展を示したい』と大臣からお声を頂き、現在、カンボジアで最も高い建造物となる予定の「Jタワー3」（高さ333m、東京タワーと同じ高さです）を、パビリオン内で展示してご紹介しています。これは、麻布台ヒルズやアベノハルカスをも超える高さです。

私たちにとっての挑戦であると同時に、カンボジアの未来への大きな一歩だと信じています。まさに今日ご紹介した、心を揺さぶられた先人たちの足跡に、私たちも負けてはいられないのです。

これから夏本番。並ぶのは大変ですが、その価値は確かにあります。ぜひ大阪万博に足を運んでみてください。