あと1ヶ月で2025年も終わろうとしています。
この一年、カンボジア不動産で特に憂慮すべき出来事といえば、依然としてなくならない管理会社の不正問題です。
今もなお、一部の日系・日本人管理会社の中には、管理物件の所有者へ家賃を送金しない、あるいは使い込むといった事例が後を絶ちません。
以前、私もブログでその実態と人物を告発しましたが、当事者はまだカンボジアに滞在していると聞きました。
しかし、いくら私が告発しても、そのような人物に管理を依頼してしまう所有者の方にも問題があります。なぜ事前に情報収集をしないのでしょうか。
弁護士からも、興味深い話を伺いました。
詐欺や詐欺まがいの被害に遭ってから初めてネットで調べ、私の投稿を読み、弁護士に相談に来る方が多いとのことです。
正直なところ、順序が逆だと言わざるを得ません。
中には「この相手を叩いてほしい」と私に言ってくる被害者もいますが、私を焚きつけて、当の本人は何もしたくない、費用もかけたくないの要望の方がほとんどです。
自分の問題は、まず自分自身で向き合うべきです。
たとえ被害者であっても、主体性のない姿勢には応じられません。
噂レベルでも横領事件は非常に多いと聞きます。
カンボジアでは ABA銀行のQR決済により、未払い・遅延家賃は発生しにくく、家賃が確実に入りやすい環境です。
そのような状況で、いまだに手集金をしている時点で不自然と言わざるを得ません。
また、犯罪ではないにしても問題のある管理会社も存在します。
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管理費を徴収しているにもかかわらず、実際にはほとんど管理をしていない
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家賃相場を考慮せず、不当に安い家賃で客付けする
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さらに酷い例として、所有者に1年ごとに更新料(家賃1ヶ月分)を支払わなければ、入居者を他物件へ移すと迫る手法
これらは所有者の利益より、管理会社の利益を最優先する姿勢の表れです。
改善を求めても、体制も意思もなく、変わる気配はありません。
また入居者は何か要望があれば、管理会社でなく開発会社の私達のところにいらっしゃいます。建物のことなら問題はありませんが、室内のことは管理会社の管轄です。管理会社に連絡しても連絡が無いので私達のところに相談に来ることが多々あります。
こうした事例を目の当たりにし、私たち自身も「管理会社との関係は難しい」と痛感しています。
結論として、私たちの物件は可能な限り自分たち自身で管理していく必要があると考えています。
そうしなければ、私達が目指す「資産の持続的な向上」はおろか、資産価値の低下を招くだけだからです。
これからも、考えを共有できる所有者、そして誠実な管理会社とだけお付き合いしていきたいと思います。
最終的に自分の資産を守るのは、所有者と開発業者だけです。
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