■タイ・カンボジア戦争の現状をどう見るか
――理が通じない相手と、どう向き合うのか
強盗が突然家に乱入し、包丁を振り回し、住人を刺し、家財道具を破壊したうえで居座る。
そしてこう言い放つ――
「ここは俺の家だ。警察?そんなものは怖くない。文句があるなら俺に直接謝りに来い。仲間も呼んでいる。まだまだやるぞ」
大まかに言えば、現在のタイの行動は、私にはこのように映っています。
■2025年12月7日から始まったタイ・カンボジア戦争
「微笑みの国」と呼ばれてきたタイ。その首相と軍が、いま隣国カンボジアに対して何をしているのか。
それが、2025年12月7日から始まった戦争の現実です。
12月12日22時、アメリカのトランプ大統領との電話会談で停戦合意に至ったとの報道もありました。

しかし、その後のタイ首相および軍の発言、行動を見ていると、事態はまったく収束していません。
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「タイはもはや誰の言うことも聞く必要はない。ドナルド・トランプでさえもだ」
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「カンボジアがすべての敵対行為を停止するまで、停戦はあり得ない」
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「カンボジア軍を無力化してやる」
これらの発言は、平和への意思表明というよりも、力による現状変更と覇権主義を国際社会に向けて宣言しているように見えます。
■話し合いが成立しない相手
タイ側は「揺るぎない平和へのコミットメント」を口にしますが、現実には、軍事力を背景に戦争を拡大させる姿勢を隠していません。
アメリカ・トランプ大統領の影響力低下を見越した判断だ、という見方もあるでしょう。
しかし、カンボジアにとっては、理を尽くしても意味がない相手です。
大義がなくとも、戦争は勝った側が正義になってしまう。
一度収まっても、再び難癖をつけて再戦しかねない。
そう考えると、話し合いによる解決を期待するのは、現実的ではありません。
■厳しい選択としての自国防衛

カンボジアは、自国民を可能な限り安全な地域へ退避させ、撃つミサイル、弾が尽きるまで徹底抗戦による自国防衛を選ばざるを得ない局面にあると思います。
相手の意思が怯み、挫けるまで、戦わなければ止まらない。
タイもまた、自国民に多数の犠牲者が出るまで止まらない可能性が高いです。
現に、軍事施設だけでなく、民間施設や橋などの経済インフラに対しても、空爆、艦砲射撃、砲撃が行われています。
戦争である以上、補給路となる橋や施設が破壊されるのは避けられません。
反撃を受けたくないからこそ、徹底的に叩く――それが戦争の現実です。相手も被害に遭いたくない、必死な訳です
痛みを伴いますが、痛みを与えなければ止まらない相手もいる。
いまは、耐えなければならない時なのだと思います。
■国際社会が取るべき対応
私は7月の国境衝突の時点から言ってきましたが、タイを「軍事国家」と位置づけ、ミャンマーと同じく西側諸国による経済制裁の対象とすべきです。
この1週間の行動は、明らかに平和を乱すものであり、事実上「ならず者国家」と同じ振る舞いです。
そのように国際社会へ働きかけていく必要があります。
■それでも、目の前の現実として
両国にとって外国人である私が、意見を述べる立場ではないことは承知しています。
それでも、現状と今後を考えたとき、私はこのように考えました。
外国人で内政外政には関係ありませんが、私はカンボジアで事業をさせていただき、
共に働くカンボジア国民が戦災に巻き込まれ、困窮している姿を見過ごすことはできません。
ささやかではありますが、日本からの古着100kgを支援所へ提供させていただきました。
現地で生きる人々の生活が、少しでも守られることを願っています。
私は平和を祈るという言葉が綺麗ごとで好きではありません。
平和は勝ち取らなければならないものです。
あらゆる選択肢を考慮、実行して、目の前のできることを確実に行うことです。
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すぐに支援をする決断力。さすがは日本を代表するビジネスマンです。口先だけの詐欺師とは違いますね。