タイ国が、アメリカ・ニューヨークのマンハッタン、タイムズスクエアの電光掲示板4面を使って、24時間体制でショート動画の広告を流しています。
この件についてはニュースで既に知っていましたが、現在ニューヨーク出張中の私は、実際に現地でこの広告を見ることができました。広告にはかなりの費用がかかっていると思われます。
表示されているのは「Truth From Thailand(タイからの真実)」というメッセージです。
さて、これは一体何を意味しているのでしょうか?
そして、なぜアメリカ・ニューヨークで広告を出す必要があったのでしょうか?
正直なところ、ほとんどのアメリカ人はカンボジアとタイの国境紛争について関心を持っていません。そもそもタイの国旗さえ認識されていないかもしれません。「Truth From Thailand」と言われても、「何のこと?」という反応がほとんどでしょう。目にも留めない人が多いと思われます。
ここで疑問に思うのは、タイという国家が、なぜわざわざ外国、しかもアメリカという遠い国の広告スペースを使って、自国の「真実」を訴える必要があったのか、という点です。
この背景には、タイ国内または国際社会における都合の悪い事情や、言いたいけれど言えない、また被害者国であるとのアピールなどがあるのかもしれません。
私は、これをある政治的なパフォーマンスの一環だと捉えています。
たとえば、停戦合意に関する会議で、トランプ大統領が「殺人者とは取引しない」とカンボジア、タイ両国に通告したと報道で語っています。しかし実際には、タイ側に対してより強く通告していた可能性もあるのではないでしょうか。アメリカの力、特にトランプ大統領の怖さが身に染みてよく理解した、アメリカ、トランプ大統領との関係を損なうとまずいと。
しかし、停戦への不満とタイ側の主張する正当性「私たちの言い分も聞いてください。私達こそ被害者です。悪いのはカンボジアです。」は、もっと世界に積極的発信をしたい。そこで発信力があるタイムズスクウェアに広告を出してタイからのメッセージを世界に発信する。発信を不明瞭にしているのは、トランプ大統領の機嫌を損なわない範囲のためです。
ややこしいです。それよりも戦いが終わりました。タイに是非観光にお越し下さいの方が私は良いと思いますが、皆さんどうでしょうか?
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まあ自身に問題があるから広告まで出して、潔白を証明したいということでしょうな。それなら尚更きちんと国際司法裁判所に行けばいいのにそうしないのは、それができないからなのでしょう。何となく今まで谷さんに攻撃してきた人たちの心理と似ているなーと思ったのはきっと私だけではないはず。