「嘘つきは要らない」学歴・経歴詐称、自分のことが説明できない人物が高い立場に居座ることへ！

連日、話題となっている伊東市の学歴詐称問題。

伊東市議会では、田久保真紀市長に対する辞職勧告決議と、百条委員会の設置決議が、なんと全会一致で可決されました。

その後、市長本人も記者会見を開き、辞任、出直し選挙の意向を表明しています。

正直なところ、ここまで連日報道するほどの騒動か？と思わなくもありません。でも、やっぱり世間や市民にとって「嘘つきは許さない」という感覚が強く、それが市長への追及を後押ししているのでしょう。

就任してから、問題発覚、そして辞職表明まで、わずか2ヶ月足らず。

改めて、「学歴・経歴詐称」に対して、世間がいかに厳しい目を向けているかが分かります。

（Xで匿名ID＝音速丸で誹謗中傷を繰り返す小市琢磨）

ところが、一方でカンボジアで問題になっている存在がいます。カンボジア日本人会会長の小市琢磨です。実に29年もの経歴詐称を5年前に告発されながらも、今なお会長職に8期8年も居座り続けているのです。

この差は、いったい何なんでしょうか。

伊東市長は「卒業したと思っていた」「卒業証書のようなものを見せた」と、はっきりしない言い訳で学歴詐称をごまかそうとしました。

一方の小市琢磨も、「いわれの無い誹謗中傷だ」「告発者は精神異常者だ」などと、追及の矛先をそらそうとしてきました。

結果として、伊東市長は2ヶ月で辞職を決意。一方の小市琢磨は、5年経ってもなお居座る。

この違い、何かと言えば、それは『法的な強制力』の有無です。

市民からの刑事告発、議会による百条委員会の設置など、日本の法制度には、ある程度の強制力があります。だからこそ、伊東市長は辞職せざるを得なかった。

でも、カンボジアでは日本の司法が及ばない。だから、小市琢磨のような詐欺師が平然と居座り続けることができるのです。

私はこれまでも繰り返し言ってきましたが、「嘘つき」や「詐欺師」には、『法的な強制力』がなければ、真実を追及することは難しいのです。

奴らはとにかく誤魔化そうとしますし、話の焦点をずらそうとしてきます。

伊東市長の件もそう。そして小市琢磨に至っては、「いわれの無い誹謗中傷だ」「精神異常者の言いがかりだ」と言い張っていましたが、実際に神戸地裁や大阪高裁で訴訟を通して事実関係が明らかになったのです。

大阪高裁では、『沈黙は事実』と小市琢磨の経歴詐称を認定しています。

２９年間も経歴詐称の小市琢磨は辞任どころか、『俺しか日本人会会長は務まらない』と言い出し、会長職に居座ることを正当化しています。嘘つき、詐称者、詐欺師の典型的な焦点ずらしです。

結局のところ、日本国内で激しい追及を受ける理由はただ一つ。「嘘つきはいらない」。それだけです。

そして、私たちが市長や会長に求めているのは、「嘘をつかずに真面目に、きちんとやってほしい」ただそれだけです。

この当たり前の感覚、正義感こそが、日本という国を形づくっているのではないでしょうか。

とはいえ、小市琢磨だけの問題ではありません。一部の在住日本人、日本人会役員達の「まあいいか」という緩い感覚にも、やはり責任があります。

その結果、カンボジアという国が「特殊詐欺の国」と見られてしまっている。

でも実際には、カンボジアがそうなのではなく、私たち日本人自身がそういう行動をしているから、そう呼ばれてしまうのです。

経歴詐称、自分の身分すらまともに説明できない人物が、高い立場に居座り続ける。
その一方で、虚偽の住民登録、児童手当、コロナ給付金など、次々と不正受給の疑惑が浮上している。
けれども、そのひとつひとつに、きちんと答えることができない。

すべての始まりは、自分自身がついた『嘘』だった――その現実から目を背けている限り、疑惑は消えることはないのです。

伊東市民に負けずにカンボジア在住日本人も『詐称』には厳しい追及をしましょう。